えらてん対談

【えらてんvsよしだはやと】20代で整体院を開業するも訴訟寸前ピンチに! エデン大阪よしだはやと氏に聞く「雇う側の苦悩」

更新日:

どうも。えらいてんちょう(@eraitencho)です。

こちらのサイトをご覧の皆さんの多くは、雇用される側の視点から、どの企業にエントリーするべきか、などを考える事が多いかと思いますが、様々な経営者の雇用に対する考えを知り、雇用者側の視点から考えることもまた、日々の就職活動に役立つのではないでしょうか。

そこで今回は、ナンバーワンホストから整体院経営を経て、現在はバーの経営者という異色の経歴を持つ、エデン大阪のよしだはやとさん(@a88109191)に、「人を雇用することの難しさ」をテーマにお話を伺いました。

初めて従業員を雇うことになった経緯

えらいてんちょう
本日はよろしくお願いします。それでは自己紹介をお願いします。
よしだはやとと申します。宮城県出身の26歳です。大学在学中からホストクラブで働き、そこで貯めた1,200万円を元手に整体院を開業、現在はエデン大阪というバーを経営しています。
よしだはやとさん
えらいてんちょう
今回は経営者の視点から見た雇用に関するお話をお伺いしたいのですが、まずは初めて人を雇うことになった経緯をお聞かせいただけますでしょうか。
ホストクラブで働いていた際に、多くのお金を手にすることはできたのですが、いざお金を手にしてみると自分はお金に興味がないこと、またこのままホストを続けていてもお金以外にメリットがないと考え、大学在学中に取った国家資格を生かし、整体院を開業することにしました。

開業にあたって、医療機器を購入したのですが、その時の販売会社が開業準備のサポートも面倒をみてくれました。雇用に関しては「このくらいの医療機器の台数なら、このくらい従業員が必要です」等とサポート会社からの指示があってそれに従って決めました。言われるがままというか、あまり深く考えずというか。まあその通りに従いますという感じでした。

よしだはやとさん

どのような人を雇ったか

えらいてんちょう
採用のときのお話を聞かせてください。
京都の福知山という田舎の方でやっていたので、正社員で雇いますというだけで男女問わず、30人くらいの応募が来ましたが、採用したのは5人なので結構落としましたね。
人を雇うのは初めてだったのですが、全員私が一人で面接をしました。

採用の基準については、なるべく自分と年齢が近い方がいいかと思い、若い人を採るようにしていました。ただ、患者さんは30代や40代がメインなので、敢えて40代の方も1人採用しました。
また、整体の仕事柄コミュニケーションを取るのが非常に大切なので、ある程度愛嬌があり、ハキハキ喋れそうな人をなるべく選んでいましたね。

経験者はいなかったのですが、機械を使う為、資格のない未経験者でもきる内容で、その点は問題ありませんでした。基本的には受付も整体も、なんでもやってもらいますという形でお願いしました。

よしだはやとさん

人を雇うことの難しさ

えらいてんちょう
これまで人を雇ったことがない状態から採用をして、実際に整体院をスタートしてみて最初はどういう感じでしたか?
私は大学のときに医療系の国家資格を取ったので、解剖学や生理学みたいのものは勉強していたのですが、僕の中で知っていて当たり前の事も、未経験者である従業員の方々はもちろん知らないことなので、そこの部分の意思疎通というか、「これもわからないのか」というのが一番難しかったですね。自分が当たり前にできることや、知っていることを人に教えるのって難しいなと思いました。「相手は何がわからないのか」というところからですから。
よしだはやとさん
えらいてんちょう
実務の方はスムーズにいきましたか?
スムーズではなかったですね。人それぞれ、得意不得意やできることできない事が違うのに、当時はみんなを同じ水準にしなくてはと思って、無理やり教えようとして、その結果うまくいきませんでした。

なるべく細かく何度も繰り返して教えようとしたんですが、無理な人は無理なんですよ。できないことは絶対できないんです。今思えば、この人ができるのだからこの人もできるはず、とみんなを同じ水準にできるようにすることに拘らず、それぞれの得意不得意に合わせて分担すれば良いと、思い切って決断した方がよかったですね。
当時は経営も人を雇うのも初めてで、そこまでの心の余裕がありませんでした。

よしだはやとさん

訴訟寸前のトラブルも

えらいてんちょう
従業員の解雇に際して訴訟寸前になったとお聞きしたのですが、その時のお話をお聞かせください。
非常によく手伝ってくれていた若い女性スタッフがいたのですが、仕事関連の話をする為に就業時間後も2人で食事に行ったりすることもあったんです。それを良く思わなかった40代の女性スタッフから「付き合っているなら付き合っいてるで言ってもらわないと、私たちも仕事をやりづらくなる」と言われてトラブルになりました。

私としては全くそういった感情もなく、付き合っている彼女がいると公表していたにも関わらず、そのようなことを言われて、決して良い気分ではありませんでした。
それがきっかけでその40代の従業員と口論になり、その際に「もう来なくていいです。クビでいいですよ。」と伝えました。

解雇後、その元従業員は弁護士と労働基準監督署に相談をしたらしく、120万円を請求する手紙が届きました。
手紙が来た後、何度も直接会って話し合いをしたのですが、5ヶ月程の開業期間のうちの3ヶ月間もの間この話し合いが続いていました。裁判になっても更に長引くだけなので、相手の方には50万円をお支払いすることで示談にして終わりにしました。

よしだはやとさん

今後は「人を雇うことはない」

えらいてんちょう
その後、整体院を5ヶ月で売却し、現在はエデン大阪というバーを1人で経営されているとのことですが、今後また人を雇う予定はありますか?
今後は人を雇うつもりは全くありません。先ほどお話しした訴訟寸前になった従業員の件が大きな理由のひとつで、一度人を雇うと面倒な事がたくさんあるのだと身に染みました。

もう一つの理由としては、お金だけの関係は面白くないと最近思い始めているのがありますね。社員として雇うというのは、正直こちらはお金を払っているだけ、従業員は労働を提供しているだけの関係だと思っていて、それで動く人って面白くないと思うようになりました。

理由としては、現在経営しているエデン大阪には、無報酬で店を開けたり店番をしてくれている人がいるんです。その人には店内のWi-Fiやゲームを使ったり自由にやっていいですよと言ってあるので、それでやってくれているのもあるのですが、お互いメリットで動いているというよりは、面白いかどうかで動いているんですよね。
整体院の時のような雇用者・被雇用者ではくても、一緒に店をやっていける関係性があると実体験したことで、お金の媒介しない関係の方が今は信頼できるようになりました。仕事を依頼するときはまた別ですが、現在は外注するほどの仕事もないのでやはり雇う気は全くないです。

今後は自分が稼ぎたいとか事業を拡大したいというより、エデン大阪周りの私以外の人たちが活躍したり稼いでくれるといいなと思ってます。私のバーがきっかけでビジネスに結びついたりとか、ちょっと有名になったりとか。そういう風になってもらえればと思っています。

よしだはやとさん
えらいてんちょう
ご自身の経験から「今後は雇わない」という潔い判断に至ったわけですね。今回は貴重なお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
よしだはやとさん
えらいてんちょう

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