起業の教科書連載シリーズ


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法政大学キャリアデザイン学部の遠藤野ゆり助教授による「発達障害と起業」について考えるコラム
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自分の「AD/HD傾向」はどれくらいなのか?チェックしてみようVol.6

自分の「AD/HD傾向」はどれくらいなのか?チェックしてみようVol.6

これまで、現在の日本におけるAD/HDの状況、AD/HD傾向がある人の生き方など、基本的なことをみてきました。

当コラムの中では「AD/HD傾向を持つ人は意外と多い」という事実、「AD/HDの傾向と起業への適性その1その2」、「AD/HD傾向のある人が持つ、認知特性以外の要因」、「AD/HD傾向がある人のための、“起業”と”キャリアデザイン” 」などについて、それぞれの方向からAD/HD傾向の方の言動について、詳しくみてきました。ここでは、これまでの内容を整理し、自分にはどの程度AD/HD傾向があるのか、またその中でどの程度起業に向いているのかをチェックしてみましょう。

ただし、これは仕事において出てきやすい特性に特化したものです。AD/HDかどうかを正確に知りたい人は、きちんと受診して、医師からの診断を受けましょう。


AD/HDの目安チェックリスト

まずは、認知特性がAD/HD傾向にあるかどうかです。3つの特性に分けたチェックリストがあります。中には複数の特性にもあてはまる質問項目もあります。あくまで「目安」として考えてみてください。

AD/HD傾向にあるかどうか

まずは、【不注意】に見られる傾向です。

【不注意】に見られる傾向
よく「ぼんやりしている」と指摘される
「人の話を聞いていない」と指摘される
ある仕事を始めたのに、途中で目についた別の仕事を始めてしまい、さらにまた別の仕事を始めてしまう、といったことが頻繁にある
ケアレスミスが多く、決まったフォーマットの書類を作成するのが苦手だ
頻繁にモノをなくし探し回っている
飽きっぽい性格だ
仕事や作業を順序立てて行うことが苦手だ
★興味あることが見つかると、寝食を忘れるほど没頭する  
★新しいことが好き  

いくつ当てはまりましたか?

では次に【衝動性】について見てみます。いくつ当てはまりますか?

【衝動性】に見られる傾向
ひとの話を途中で遮ってしまうことがある
秘密をうっかり暴露してしまったりしてしまう
★思い立ったらすぐ行動してしまう
時間内にできる仕事の量を過信してしまい、あとで時間が足りなくなることが、よくある
★急いで結論を出してしまい、あとで苦労することが多い
衝動買いを頻繁にしてしまう、ガマンできない
トイレの水を流し忘れるなど、自分の「過去のこと」を振り返り、注意を向けるのが苦手だ
★「重要なことを独断で決めてしまう」と指摘される  
★ひとに否定されると「なにくそ」と思って頑張ることが多い  
★怖い、危険だと思ってもとりあえず進んでしまうことがある
悪気なくルールを破ってしまうことがある

では次に、【多動性】です。多動性は、長所が欠点になること、あるいはその逆になることも、多々あります。

【多動性】に見られる傾向
★興味あることになら動き回ることはいとわない
頻繁に、そわそわと落ち着かない気持ちになる
★フットワークが軽いと、他の人に言われる
静かにしていなければならない場所でじっとしているのが苦手
★新しいことをどんどん思いつく  
★スピーディーなことを心地よく感じる

その他、これら3つの特性では、説明のつかない事柄もあります。

【その他】特定の要因によらないもの
子どものころから困っており、医者にAD/HDだと診断されている
★テレビやインターネットなどをよくつけっぱなしにしている
やる気のあるときとないときでムラが激しい
毎朝早起きをするのは苦手
★同じことの繰り返しが苦手

どのぐらい当てはまりましたか?

これは、AD/HD傾向がある人が、よく体験する事柄をまとめたものです。医療的な観点からの診断基準ではありませんが、仕事をするうえで皆さんがトラブルに陥りがちな項目のいくつかを挙げています。

こうした性質のうち、★と青文字で示した特性は、起業に向いている性質にもなりうるものです。一見すると「短所」に見えますが、こうした特性が、行動力の早さ、決断力の強さなどにつながっています。

ただし、起業に向いているためには、次の5点を満たしていることが必要条件です。これらは、ハイスペックかどうかにかかわるものです。

起業に向いているかどうかの「度合い」

これらの特性も併せ持っている人は、自分の興味があるものに向け、“起業”に必要な、強い力を持っていると考えられます。

  • (苦労することが多かったり適正な評価を受けられないことがあるとしても)多くの場面で高い成果を出してきた。
  • 「元気だね」「エネルギッシュだね」とひとによく言われる
  • 自分にはそれなりにやれることがあり自分が存在して良いのだと感じている
  • 友人が多く自然と輪の中心にいることが多い
  • 自分のことを理解してくれる人たちに恵まれている

自分の長所はさらに伸ばし、自分の短所を補ってくれるパートナーを見つけ、新しい価値の創造へ、邁進してください。

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