起業の教科書連載シリーズ


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就活対策で学生サークル起業!?現「バーマグリブ」店長なぎの場合【しょぼい起業実践インタビュー】

就活対策で学生サークル起業!?現「バーマグリブ」店長なぎの場合【しょぼい起業実践インタビュー】

どうも、えらいてんちょうです。皆さん、「ショボい起業」やっていってますか。今回は、実際にショボい起業に挑戦している「バー マグリブ」店長のなぎさんにインタビューしました。

「学生の溜まり場をつくる」という起業

―今日はよろしくお願いします。では、まず自己紹介をお願いします。

よろしくお願いします。京都出身のなぎです。茨城県つくば市で今年の春からバーを経営しております。また、現在大学に通っており、そこでは主に宗教学を学んでおります。

―どのような理由で学生のうちに起業されたんでしょうか。

元々、大学の友人と、在学中に商売をしてみたいという話をしていました。卒業後に社会人になって会社勤めをした場合、その状態で新しい商売を始めるのは難しそうという考えを持っていたので、それならば一度大学生であるうちにやってみようと思ったのが理由です。また、以前は筑波大の学生の溜まり場がなかったので、それを自分が作ろうと思いました。

ニーズを獲得するための迅速な開店準備

―実際に開業するまでの経緯を教えてください。

友人とのいろいろな話がまとまった段階で、元々面識のあった起業家のえらいてんちょう氏に電話で相談しました。話の中で「起業は、社会に出る際に企業に対しての強みにもなる。」と言っていただき、背中を押されました。春休み期間までに開業すれば客層に新入生を取り込むことができて、さらに新歓などで使っていただけるのではないかと考えていたので、そのあとは大急ぎで準備し、開店に至りました。

―なるほど、学生をターゲットにして準備されたんですね。開業資金などはどうされましたか?

資金は約50万でしたが、えらいてんちょうが心意気で出資してくださいました。実際につくばまで来ていただき、土地柄や賃料についての説明をしました。物件は、家の近所にホイ族の中華料理屋やインド人のラーメン屋など外国人が多様な店を経営するテナント街があり、どうせ店をやるならここがいいと計画の段階で決めていました。

最低限の費用で開業するために大家に直談判するという手段をとることにして、お金に余裕がないことと、学業にも手を抜いていない学生であることを端的に説明して、身だしなみや礼儀に気を配って誠実にお願いしました。お願いすることが誠実なのかと言われると困りますが(笑)。家賃は元々安く設定されていて、そこに食い下がるのは大家も癪だと考えたので、敷金の値引きをお願いして50パーセントにしていただきました。笑 人当たりのよい人で良かったです。


客層を絞って狙い撃ち

―イベントを企画する際に考えていることなどはありますか。

比較的限られた人が共通して楽しめるイベントを数多く打つ、ということを念頭に置いています。あまり入り口を広く構えすぎると、店としての面白みを出すのが難しくなると思っています。開業時から、儲けを出すこと自体を第一には考えておらず、若者が新しいものを生み出す場になれば良いのでは、と考えています。

―「限られた人」というのは具体的にどういう人たちでしょうか。

想定しているのは18〜25歳くらいまでのくすぶった若者たちや、体育会系のグループ、または不良の人たちです。基本的に彼等同士はうまく相容れることがないので、棲み分けすることが必要だと思っています。ですので、イベントごとにターゲットを別々に設定しています。

―なるほど。イベントごとのターゲッティングの成果はどうですか?

狙いがうまくハマり、当初の目的どおりの筑波大生の溜まり場が初めて生まれたように思います。今では、筑波大のミスキャンパスがイベントをやってくれたり、体育会の人たちが店を貸切ってくれたりするようになりました。また、まだ開店から半年も経過していないにも関わらず、新しく自分で何かを始めようとする人が出て来始めて、賑やかになってきています。

―開業前からの狙いが実現出来ているのは素晴らしいですね。

人材を流動的に供給しながら半サークル化

―この仕事をしていて良いことはなんでしょうか?

良い点は、やはり感謝されることですね。「マグリブがあってよかった」など言われることも多いので、それが、手探りながらでもやっていける根気のもとになっています。

―今は大学生かつ経営者という立場ですが、大学を卒業したあとは、どのようにするつもりですか?

就職するつもりですが、その後、将来的に独立を視野にいれています。バーの方は、うまく続いていけばゆくゆくは後輩に譲ろうと考えています。自分は卒業後もずっとつくばにいるつもりではないので。ただ、また、経営するにあたって、資金調達の要領などは知ることが出来たかなと思っています。生活のコストを下げて耐え忍ぶ力が必要だったので、それはついたと感じています。

―今後の展望などがあったら教えてください。

これからの展望は、今あるコミュニティの規模を拡げていくことです。店に関わる人達を半サークル化していき、その中で人を流動的に動かして店を回すことが出来るようにしようと考えています。運営する人材の学年や学部を固めてしまうと、留学や教育実習などの学生として優先するべき行事が入ってきたときにいっぺんに人がいなくなってしまい、人の供給が不安定になって店が立ち行かなくなってしまうので、これから長く続けていく為には必要な措置だと考えています。

―ありがとうございました。

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