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「億り人」インタビュー 高卒アルバイトから10年で資産5億円を築いた不動産投資家のケース

「億り人」インタビュー 高卒アルバイトから10年で資産5億円を築いた不動産投資家のケース

どうも、えらいてんちょうです。皆さん「億り人」という言葉をご存知でしょうか。文字通り、億単位の資産を築いた人のことです。今回は私の友人であり高卒アルバイトから10年で「億り人」となったカイリュー木村さんに、これまでの道のりについてインタビューしました。

「億り人」カイリュー木村とは?

―今日はよろしくおねがいします。まずは軽く自己紹介からお願いします。

木村:4月生まれの29歳、カイリュー木村です。不動産投資家、工事会社を経営しています。不動産投資とは、わかりやすく言うと物件を買って貸して家賃収入を得ています。会社の方はリフォーム工事ですね。内装、塗装、水道工事など全般です。

大学に1日も行かずに退学

―今までの経歴をお願いします。

木村:高校卒業後、大学の入学式には行くもののそれから1日も登校することなく3ヶ月ほどニート生活。その後退学しました。

そこから知り合いの紹介で不動産会社に入社しましたが、そこはかなりのブラックでした。そこで社長に24時間付いてクレーム対応やカバン持ちや商工会への付き添いなどをしていました。夜は飲み屋でバイト。休日は日当をもらって職人さんの手伝いで内装などの作業。何をしたいなどの明確なビジョンはなかったのですが、お金がないと何もできないのでいつかの商売の種銭にと思い、とにかくお金を貯めていました。

―その年齢でお金を貯めるのは、なかなか大変そうですが。

木村:周りのドロップアウトした人たちはヤクザや工務店の店長や飲食の雇われ店長など地獄のような日々を送っていたので、自分も本気を出さないといけないと思いました。大学をやめるゴタゴタで家族と折り合いも悪かったので会社の管理物件に住んでいて、家賃も25,000円くらいで安かったですし。当時は月収40万、手取りで33万円ほど。学生の頃からバイトで貯蓄していました。また、飲み屋のバイト先で今の嫁と出会いました。

21歳で最初の物件を購入

―それで最初の物件を買うわけですか?

木村:そこから3年間、21歳で700万円貯めました。ずっと物件を買いたいと言っていたので社長の紹介で物件を譲りたいという医者の方に出会いました。その時の物件は耐用年数ギリギリの3,200万円の木造アパート。入居率は7割程度で年間の売上が520万円、表面利回りは16%でとてもいい物件でした。地元の信用金庫と社長の繋がりもあったのでフルローンで購入することができました。

―2棟目はいつ買われたのですか?

木村:同年に2棟目の物件を購入しました。仕事の漏水のクレーム処理で行った先で管理物件のオーナーさんと個人的に親しくなり、売ってもらえることになりました。それも4,000万円の木造アパート、売上は550万円で表面利回りは15%強といういい物件。不動産投資は1棟目がとても大切で、なぜなら1棟目が利益の出ない物件だと2棟目も買えなくなるわけです。私は1棟目も2棟目も個人のご縁でいい物件を売ってもらいました。休日に職人さんの手伝いをしていたので自分の物件に関しては手入れも自分でやっていました。不動産運用は時間に余裕があるので、そこからは会社に勤めながらです。流石にバイトは辞めましたけれど。

22歳で独立、結婚

木村:22歳でこれで食っていけると思い社長に頭を下げて退職しました。今までやっていた仕事は振ってもらえればやりますという形です。同時にバイト先の工務店からおじいちゃんの大工を引き抜いて独立。彼も60歳を過ぎていてバリバリ働くのはしんどかったので都合が合いました。そしてこれからは法人で物件を買っていくことにしました。個人では融資額に限界があるのですが、法人だとそれより貸してもらえるんですね。しかし1年目の会社は数字も出ていないので融資してもらえずに物件は買えませんでした。また、この歳に彼女と結婚しました。

―なるほど、順調なように思えますね。

木村:23歳の時に、1年目に買った3,200万円の物件を5,600万円で売却しました。それを元手に年間3棟購入。そこからだいたい年間3棟のペースで物件を増やしていきました。

―現在はどうのようになりましたか?

木村:現在29歳。工務店は大工と新人が1人、それに事務が2人います。収益は個人と法人合わせて2億6,000万。借り入れが個人が9億、法人が7億。資産管理法人ということになります。個人の所得は6,000万。物件は29棟所有しています。内容は飲食ビル、木造アパートRCマンション1棟マンション鉄骨マンション等、こだわらずにやっています。利回りが出れば買う、という風に。



物件を買う上でのこだわり

―物件を買う際には特にこだわりは無い、ということでしょうか。

木村:物件にはこだわっていませんが、地元にはこだわっています。結局離れたところの物件を買うと手入れができず、トラブルの時に対応できなかったりすると入居率が下がります。なので地元の物件に限っています。

―お話を聞いていると個人のご縁でいい物件を手に入れていることが多いように感じますが、その点は意識しているのでしょうか。

木村:僕の住む土地は豪族がまだ力を持っているような土地です。未だにスナックの隅で話が決まったりすることがあります。年寄りが物件を持っているのは知っていたので、なんとかそれを掠め取れたらと思っていました。物件を手放したいと思う時は現金を欲しい時や、相続する時、管理が面倒になった時などです。そのタイミングで売ってもいいと思われる距離にいればいい。私は地元出身で商工会にも出入りしていて可愛がられていたのでそのような話もありました。

また、個人としても気に入られてご縁があることもあります。特に職人さんたちは接するのが不動産業者であったり潜在的なお客さんであることがほとんどなのに、そこを疎かにする方が多いので、特にその点を気をつけました。飲み屋でのバイトの経験が大きかったのかもしれません。

―他にもいい物件を手に入れる上で、なにかありますでしょうか?

木村:いい物件を手に入れるために頑張った点があります。そもそも利回りのいい物件は市場に出てこないので市場に出る前に買う、ということです。ローラー作戦でとにかく不動産屋を回って買いたいと言う。銀行にも顔を出す。またその時にこれだけの物件を持っていてこの物件を買ったという話もします。不動産投資は買うと思わせると成功します。ビギナーの方は買う段階で融資を断られたり怖気づいたりで買わないこともありますが、そうなると仲介業者も困るわけです。とにかくこいつは買うと思わせると話が入ってくるようになる。地元の不動産屋で僕の名刺を持っていない人は居ません。なのでもう買うのを止められないんですけど。

―お話を聞いていてとても順調なように思えますが、トラブルなどありましたか?

木村:年度末までに決済しないと3,000万くらいの損が出る取引があり、それが僕の不注意によって3,500万発生しそうになったことはありました。あとは従業員2人の権限を大きくしたところ、僕の言うことを聞かなくなり、会社の不満などを外で話すようになってきました。そうなると取引先の信用が落ちて不利益になる。そういう状態が半年くらい続いて、半年間10円ハゲを作りながら悩んで、そこから更に半年ほど掛けて調節していき、一昨年ようやくそれが実り2人とも退職してもらいました。言うこと聞かない社員を抱えてしまったというのが一番のトラブルでしたね。

これからに向けて

―それは大変でしたね。最後に今度の見通しなどありますでしょうか。

木村:お金は多ければ多いほど面白いことができるので、どんどん物件も増やして財務も健全化していきたいです。不動産投資に関してはお金の面よりも興奮でやっているのでやめられないですね。通帳の数字がどんと大きくなるのはとても興奮する。きっとこれからもやり続けます。

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