起業の教科書連載シリーズ


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ブログサイト「お前ら、社畜で人生楽しいか?」のアツシさんによる、脱社畜のすゝめコラム
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“ショボい起業コンサルタント”えらいてんちょうさんによる、ショボい起業コラム
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法政大学キャリアデザイン学部の遠藤野ゆり助教授による「発達障害と起業」について考えるコラム
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経営者の皆さん、幹部はイエスマンで固めましょう

経営者の皆さん、幹部はイエスマンで固めましょう

どうも、飲食店経営者で、飲食店開業のコンサルタントもしております、「えらいてんちょう」です。私は、経営者として経営者仲間と情報交換をすることが多いのですが、小企業の経営者、とくに自分で会社を起こした創業者たちが異口同音に言うことがあります。

経営者は独裁者でなければならない

それは、経営者とは独裁者でなければならないということです。経営者とは基本的にその企業内で起こったすべてのことに責任を負わなければなりません。たとえば他の役員や社員、あるいはお客さんが何かを進言してきたとしても、それを採用するかどうかは自分で決断することで、その責任は自分で取る必要があります。

船長は船に乗っている限りは一番偉く、大金持ちだろうが大統領だろうが船長の命令に従わない者は船から放り出していい、というのが国際的なルールですが、店舗や会社も同じです。私がそのひとを歓迎するか、追い出すかは完全に私の権利であり、同時にその決定に伴う責任も私が取ります。他のひとが考える「店のため」「会社のため」は私の考えるものと同じであるとは限らず、私の考えと違うならば迷惑でしかありません。舵を取るのは私なのです。

そういう意味で、会社に民主主義など存在しない、ということです。私が正しいと思ったことをやるのが私の会社であり、他人の意見などをみんな取り入れていると、まさに「船頭多くして船山に登る」ということになります。


ビジョンは考えついたひとにしか見えていない

私が最初にリサイクルショップを作った時に、周りの人に、ノウハウはあるのか、経験はあるのか、とさんざん聞かれました。私はそんなものなくても大丈夫だ、と思っていましたが、それが見えていたのは私だけでした。ビジョンが視えているのはビジョンを考えたひとだけなのです。

いまでこそ私の商売が繁盛してきたので、ショボい起業をやりたいという人も増えてきましたが、それは私が無事成功できたからです。それまでは誰に言っても伝わらないわけです。当時「えらてんメソッド」なんて言っても誰も真似する人はいなかったでしょう。そんな時期に経営に民主主義など取り入れたところで、経営は遅々として進まないのです。

これは、価値観を結構な度合いで共有できている人でも起こり得ます。えらてんメソッドを具現化した先駆けで、いまや大人気店である「ショボい喫茶店」ですが、えもいてんちょうを支援できそうな、私と考えの近い人々4人が集まったとき、「ショボい喫茶店」の成功を予言できたのは私を含め2人だけでした。これが民主主義で決めていたら侃々諤々の議論になっていたことでしょう。

別に私が有能であり、反対した人々がそうでないと言いたいわけではありません。場合によっては彼らの見込みが当たり、私の見込みが外れることもあるでしょう。大事なのは、誰かをリーダーに動くと決めたら、全員がその意思決定のもとに動くべきである、ということです。信頼できるリーダーのことを信頼し、それに乗れないなら離脱したほうがいい。邪魔をされるのだけは困ります。

周りはイエスマンで固めよ

要するに、大企業は別として、少なくとも小規模の企業の経営者の周りには、経営者の意見に賛成してくれる「イエスマン」以外要らないのです。

どうせリーダーしかビジョンは視えていないわけで、ここがこうメリットになるからやりたいと思うんだけど、なんて説明するだけ無駄ですし、決なんて取ろうもんなら、現在やってるものはやっていきましょう、新しい事業はやめときましょう、になるのは目に見えています。リスクなんて数えだしたらキリがないし、やらない理由なんていくらでも考えつきます。小規模事業体でいちいちそんなことをやっていたら、儲けは逃すわ、損はかさむわで何もいいことがありません。

やるよ、と言ったら、即座にやりましょう、と言ってくれる人以外要りません。理解できないことでも、社長には何かが見えているはずだから、と支えてくれる人以外必要ないのです。そして、自分のボスに対してそう思えない人は辞めてしまったほうがいいと思います。

私は、自分が起業する前からこう思っていました。私が就職せず、起業した理由はいろいろありますが、そのうちのひとつがこれです。他人の企業を支えるには、そこのボスの言うことにすべてイエスと言わなければいけないが、私は他の人の考えにすべてイエスという自信がなかったのです。

小さいながらも店を構えたら、あなたがすべての意思決定者です。いまからあなたが舵を取る船長です。あなたが決めたことは絶対ですが、そのかわりあなたがすべての責任をとりましょう。他人に責任をかぶせる余地はありません。うまくいかないことはすべてあなたが悪いと考えましょう。他責的な人は経営者に向きません。

最悪、リーダーに従った結果、その決断がまずかったのか、他の要因かで船が沈んだら、それはそれでいいのです。船員は次に行けばいいし、リーダーは次の船を作ればいい。リーダーが作った次の船に船員がついていくかは船員が決めればいいのですが、この船はもうダメだ、降りよう、という決断も船長にしかできないのです。

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