起業の教科書連載シリーズ


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“ショボい起業コンサルタント”えらいてんちょうさんによる、ショボい起業コラム
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法政大学キャリアデザイン学部の遠藤野ゆり助教授による「発達障害と起業」について考えるコラム
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会社がオンラインサロンに負ける3つの理由

会社がオンラインサロンに負ける3つの理由

どうも、えらいてんちょうです。私は常々「つらい仕事は辞めなければいけない」と発言しています。まだつらい仕事、嫌な仕事を続けている人、さっさと辞めましょう。私が強い口調で言うのには根拠があります。つらい仕事を嫌々続ける働き方は、好きなことをする働き方にこれから負けていきます。なぜ負けていくのか、オンラインサロンという仕組みから説明します。

オンラインサロンとは、嫌な仕事をやらなくていい場所

オンラインサロンとは、共通の著名人のファンであったり、同じ趣味を持っているなど、何かしらの共通項の元に人が集うネット上の有料クローズドコミュニティです。有名なものとしてホリエモンのイノベーション大学校があり、これを例に紹介します。ホリエモンのオンラインサロンには、ホリエモンと一緒に何かをやりたい、ホリエモンをコンテンツに何かをしたいという点が共通している人が集まります。要は構成軸はホリエモンのファンだということです。オンラインサロンの中ではホリエモンと交流ができ、プロジェクトを起こしたり、ホリエモンの事業に運営スタッフとして参加することができます。

オンラインサロンは、文字通りサロンなので嫌な仕事はしなくてもいい場所になります。この点が、オンラインサロンが新しい働き方であるポイントであり、強みです。会社は、雇用されて与えられた仕事をこなして給料を得ます。与えられる仕事が、自分がやりたいことなのか、やりたくないことかは会社では重要視されません。世の中には仕事を辞めたいという人がいまだに五万といます。私は「早く辞めればいいのに」としか思いませんが、仕事を辞めたいというのは、要はやりたくないことや嫌なことをやっているというのも大きな理由ではないでしょうか。この違いにこそオンラインサロンが会社に勝てる秘密があります。



キングコング西野さんの絵本の勝利

オンラインサロンは各々が好きな仕事をして、儲けが出れば自分のものになります。儲けが出なくても自分の好きなことをやっている分には苦の時間ではありません。むしろ、やりがいを持って何時間でも取り組める人が多いでしょう。このやりがいから生産効率も高まります。

わかりやすいオンラインサロンの成果物を紹介します。キングコングの西野亮廣さんの「えんとつ町のプペル」が30万部以上売れたことが話題になりましたが、西野亮廣さんもオンラインサロンを上手く使っている人です。

「えんとつ町のプペル」は西野さんひとりによる制作物でなく、多くの人との協力のもとで作られた絵本です。西野さんを支え、西野さんと一緒に何かをしたいと積極的な気持ちを持って集った人による成果物です。この力は「嫌々やっている状態」「言われたからやっている仕事」では絶対に生み出されません。西野さんは今がどういう時代かを的確に読んでいます。「えんとつ町のプペル」は西野さんの素晴らしい勝利ですね。

アンチや変な人間はいらない

オンラインサロンははじめに所属する人がお金を払い、サロンに入会します。この点もオンラインサロンの非常に重要なポイントです。仮にホリエモンのオンラインサロンが無料で誰でも自由に入れる場であったとします。無料の場合はどうなるのか、断言できますが変な人間やアンチが100パーセント寄ってきます。変な人間やアンチは百害あって一利なしです。そんな人間と仕事をしても楽しさは激減しますし、また純粋に邪魔でしかありません。こういった人間の流入を防ぐのが有料化です。現代では有料にすることによってファンしかいない状態をつくることができます。

ホリエモンのオンラインサロンは月に10800円必要です。何もホリエモンほどの人がひとりから10000円ずつ儲けたくて、有料にしているわけではないでしょう。ファンだけで構成してファンだけと仕事をするということは非常に重要です。オンラインサロンのような仕組みでは、安い値段でもいいので有料であることの意味は大きいです。

オンラインサロン的な新しい働き方に会社は負ける

好きなことをする、嫌なことはしなくていい。メインの顔役がいて個人が自分の最適な仕事をしていく。こういったオンラインサロン的な新しい働き方に会社は負けます。その理由を共産主義の崩壊から紐解くことができます。

共産主義はなぜ崩壊したのか? その理由は国家が個人の欲望を測りきれないという点が一番です。「あなたが何を食べたいか」を国家は知らないわけです。労働者の食堂があって「皆さんこれを食べてください」と勝手に決められたメニューを食べるのと、和食があって、洋食があって、中華があって、またジャンルの中でも幅広く嗜好が分かれていて、その中から自分で選ぶことができる状態、どちらがよいですか。私たちが今生活をしていてまた幸福を感じているのは当然後者です。

この共産主義崩壊の波が仕事にも来ていると言えます。個々人の能力ややりたいことと会社の指定する仕事には必ずギャップがあります。「あなたがどんな仕事をしたいか」を会社は知りません。つまり、国家が個人の欲望を測りきれないように、会社も個々人に効果的な仕事を振ることはできません。やりたくない仕事をやらされるよりは、自分のやりたい仕事をやっている方が当然いいわけです。この結果として、「個々人勝手にやってください、それで収益化できれば最高ですね」という方向へと動きます。

固定給廃止と利益のシェア

オンラインサロン的な働き方は、固定給廃止と利益のシェアの2つがポイントです。収益化が前提とされていないので、会社のように毎月決まった額の報酬はありません。しかし、やる気を出せば十分な稼ぎが出せますし、自分の好きなことをできるので会社以上の生産性を発揮します。これからはメインの顔役のもとに集って好きなことで儲ける個人事業主の集積ができあがっていくでしょう。

経営者のみなさんは「ファンで構成された、プロジェクト毎に自発的に離散・集合するチーム」の生産性を十分に活用すべきですし、労働者のみなさんにおかれても、これから負けていく会社という組織のなかで、次世代の働き方を意識することは無駄にはなりません。働き方革命でこれからの仕事はどのように変わるのか、その片鱗をオンラインサロンから垣間見ることができるでしょう。

ベンチャーネットの考える「働き方革命」についてはこちら
  デジタルトランスフォーメーションによる働き方革命

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