起業の教科書連載シリーズ


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法政大学キャリアデザイン学部の遠藤野ゆり助教授による「発達障害と起業」について考えるコラム
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まずきれいな看板をつくる店は必ず潰れる

まずきれいな看板をつくる店は必ず潰れる

どうも、えらいてんちょうです。店を始めるとなると立派な看板を作りたくなるという人いますよね。
これはショボい起業では絶対にやらないでください。立派な看板に象徴されるお金の使い方は負ける商売です。
店を潰さないためにショボい経営方法を身につけましょう。

看板はショボくていい

きれいな看板をつくってからはじめる店は必ず潰れます
店を始めるのにきれいで立派な看板は本当に必要ですか?それで客が増えますか?
看板は要は店の名前と何をやっているかがわかればいいわけですから、ダンボールにマジックで店名を書いたり、ラミネートした紙を貼っておけばそれで十分です。
実際にエデンや新井薬師のしょぼい喫茶店はダンボール・ラミネートですし、私が過去に立ち上げた店も全て同じ形式です。
看板がショボくても店を満席にして儲けられます。

一方、お金をかけて立派な看板を用意したからといって、儲けられるとは限りません。
限られた資金の中で何が優先順位が高いのかを間違わないようにしてください。

立派な看板を準備しようとするのは「店はこうあるべきだ」という固定観念が強いのかもしれません。
看板はひとつの例に過ぎません。この他にも、
「ちゃんとした営業時間がなければいけない」
「パソコンなどの機器は最新のものでなければいけない」
「給料はちゃんと払わないといけない」
といった「店はこうあるべきだ」という固定観念を持っていないでしょうか。
もちろんそうしないといけない場合もありますが、固定観念が強すぎると商売人としては弱点になり、最悪の場合は店が潰れます。
もしも、店への固定観念が強いようなら早いうちに考えを改める必要があります。


大手企業とショボい起業は違う

店への固定観念は大手企業のイメージからきているのかもしれません。
大手企業とショボい起業では商売の始め方が全く違います。
商売が完成している大手企業は、何をどうすればどのくらい儲かるかがわかっています。
そのため、商売を再検討する必要はほとんどありません。
しかし、ショボい起業の場合は、まだ商売内容も固まっていないので始めてから商売の内容が変わることもあります。

例えば、お金をかけて作った看板に「コーヒー200円」と書いたとします。
ショボい起業では、コーヒーで儲けられるのか、その値段が適正なのかもまだわかりません。
もしもコーヒーを売らなくなったり、値段を変えようと思ったらもう一度看板にお金をかけるんですか?
商売の内容がすでに完成している大手企業とショボい起業とでは、お金をかけるべき場所が違います。

周りの企業、個人企業を見渡してみてください。
立派な看板を持って続いている店は大手企業の他には最初からの地主や医者などが多いという印象です。
個人企業で続いている店の多くは立派な看板を設けていません。
個人企業が何で大手と勝負するかというと、商品の良さと中にいる人の良さです。
個人企業では毎日ちゃんと店を開けていることが重要で、あとは何を売っているのかわかる状態にしておけばそれで十分です。
看板なんて自分でいくらでも安く作れるはずなのに、その労力を惜しむのか、固定観念があるのかでお金をかけるようだと最初から失敗が見えています。
余裕が出てきたら結果として看板に回す金ができることはあるでしょうが、起業段階でお金をかける箇所では絶対にありません。

看板以外のショボい経営術

看板以外でもショボい経営術はたくさんあります。
店を始めるときに内装費に大金をかける人もいますが、これも必要ありません。
エデンの内装費は5000円のみです。
ポストをつけて、和式のトイレに簡易式の洋式の便座をつけただけです。
例えばトイレは業者にリフォームを頼んでいたら数十万円とかかっていたでしょうが数千円の作業で店は繁盛しています。
この他にも備品も自分で使う文房具も新品である必要はありません。
文字を書ければいいわけですから、毎回新しいものを買うのではなく家にある余っているボールペンなどでも十分です。

あとは人件費も頭の使い方でいくらでもやりようがあります。
人件費と言ったら「社会保険があって、最低時給があって」と考えるのもショボい経営には向きません。
例えば店の内装を作るなどの楽しい作業は、お弁当とコーヒーを出したりして人を集めて楽しみながら遊びのようにやるという方法もあります。
毎日の楽しくない作業、例えば掃除なども考え方次第です。
過去にエデンではトイレ掃除や床掃除をしてくれたら1杯無料ということをやっていました。
お客さんからすると一杯無料になるし、お店からするとドリンクの原価の値段で店がきれいになるのでウィンウィンです。
店の雰囲気にもよるでしょうが、今はこういった店への関わり方や働き方が需要がある時代のようにも感じます。
ただ人件費に関してはいざとなったら自分で全部やるという意識、自分の価値が時給1000円以上になったら人に任せるという意識も重要ですね。

店の経営はルールなしの戦争

ここまで紹介してきたように、看板やその他店舗にかかる諸経費は自分で作業をしたり、頭を使うことで10分の1、100分の1、1000分の1の費用で済ます方法もあります。
また人件費も大企業は雇用を前提としていますが、ショボい経営方法では雇用関係でない、義務が生じない関係性で価格競争で有利になる、勝てるような方法もあります。
店の経営は言うならばルールなしの戦争です。「店はこうでなければいけない」ということはありません。
経費は安ければ安いほうがいいし、タダでできるものはタダの方がいいです。
ショボい起業では、限られた資金の中で何が売上に直結する投資なのか、また何を怠ったら店が潰れてしまうのかを厳しく精査することが重要です。
固定観念にとらわれずに、ショボい経営術でやっていきましょう。

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