起業の教科書連載シリーズ


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法政大学キャリアデザイン学部の遠藤野ゆり助教授による「発達障害と起業」について考えるコラム
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無駄なルール、暗黙の了解・・・社畜の理不尽な世界

無駄なルール、暗黙の了解・・・社畜の理不尽な世界

どうも!発達障害持ちで、個人で金を稼ぐ生活をしているアツシです!

発達障害があると社畜になれない理由は沢山ありますが、その中の一つに、社畜をやっていると、どうしても納得の出来ない理不尽なルールや暗黙の了解というモノが存在します

私が実際に経験したものを挙げると

・自分の仕事が終わっても、全体が終わるまで帰ってはいけない

・残業代を請求することは悪

・遅刻は厳禁だけど、仕事の終了時間に関しては遅れても問題がない

などなど

他にも色々とありましたが、全て挙げるとそれだけで今回の記事が終わってしまうので……

本来ならば「絶対に無い方がいい」という理不尽ルールが存在している、ということを分かって頂ければそれで十分です

そして発達障害を持つ者は、特にこの様な理不尽なルールと相性が悪いので、それだけで他の人の数倍も消耗することになり、仕事に関して本来の持ち味が発揮できないという事が多々あります

今回の記事は自分自身の経験から、どうして発達障害者と理不尽ルールとは相性が悪いのか?という事を題材にしようかと

発達障害者は理不尽なルールや暗黙の了解になじめない

発達障害者の特徴に「強いこだわり」という特性が存在することは、発達障害を知る人には広く認知されている事実で、実際に私もそういう傾向が強く出ます

こだわりの強さから、真実を知らないと気がすまない、あるいは理不尽なもの納得のいかないものには一切従えないという特性があるんです

そして、社会に存在する理不尽ルールですが、第三者視点で見れば絶対に間違っていると断言できる物事が多く、間違った事には納得が出来ないので、それに従うことは出来ません

仮に無理をして合わそうとしても

・自分の中で納得が出来ないので強いストレスになる

・理不尽には従えないので、正しいと思う振る舞いをしても、周囲からは出る杭を打たれるように抑えられる

のどちらかになることが多く、それによって大きく消耗するので仕事どころではありません

発達障害者の一時メモリ部分は、ただでさえ一般の人に比べると小さいので、常にワーキングメモリを一杯一杯にして働くようなものです

最新のパソコンに数世代前のメモリを積んで、負荷をかけて作業を行っても、作業は遅いどころか止まりますからね

更に一般人ならさらっと流せるものを、発達障害者には高負担になってしまいます

理不尽なルールの存在は2重の意味で、仕事へ大きな支障になります



発達障害特有の空気の読め無さがそれを助長させる

そしてこの手の理不尽ルールの特徴は、実は周囲の人間も間違っているルールだということは認識していることです

しかし日本の悪しき風習の中に、周囲に合わせることを良しとする「空気を読む」というモノが存在します

そして発達障害者というのは、雰囲気を察して行動するということが壊滅的に苦手なので、空気という存在を無視してはみ出てしまうことが本当に多い

第三者視点で今の日本の社畜環境を見ていると、理不尽ルールに従うことは本当に馬鹿馬鹿しい事だし、間違っていると断言できる

しかし当事者になると、この理不尽ルールに従っておかないと、周囲から総攻撃に合うので、本人へのダメージが

周囲からの総攻撃 > 理不尽ルールに従う

というリスクコントロールの領域になってしまい、ルールに従っている方がダメージが小さいのです

よって、理不尽ルールが存在していても、それに反発する事が絶対に正しいという訳でも無いんですよね

そして、発達障害者の空気の読め無さが、知らず知らずのうちに周囲からの「総攻撃」というスイッチを踏んでしまうので、いつの間にか職場で孤立する事も珍しくは無いんです

流石に社畜環境で孤立をしてしまうと、周囲との連携が取れないので仕事になりにくいですからね

終わりに:理不尽なルールのある社畜で足を引っ張られるより、独立や起業の方が向いている

この理不尽ルールは、社畜になれば絶対に切り離せない問題の一つだと私は実感しています

そしてこの事は、確実に発達障害を持つ者だけではなく、一般人すら足を引っ張られます

その引っ張られる割合が特に発達障害者の方が大きいと思うのです

そんな理不尽ルールに足を引っ張られて能力を落とすよりは、独立や起業をした方が、疲弊しない環境で仕事が出来るので、成果を出しやすくなります

高い能力を持っていても、周囲からのマイナス要因によって能力がガタ落ちし易いので、それなら、自分にとって差しさわりが無い環境で仕事をした方が、「高い成果を出しつつストレスが少ない」という状況に持っていきやすいですからね

また、理不尽が許せないという特性は、自分がトップに立った時に役立ちます

他人に理不尽ルールを強要することのバカバカしさを理解していますし、理不尽ルールの撲滅にも、自ら声を大にして言える強さを持ち合わせています

そのようなトップが上に立つ職場は、労働環境も改善されるでしょう

現代は、労働環境の改善について各地で声が上がっていますし、労働環境がいい職場であれば人も定着しやすいですよね

従って、事業でも成功しやすい傾向にあるのでは無いかなと思って見ています

理不尽な事は絶対に無い方が良いことですが、私が生きている間どころか、人間が生きている以上は、未来永劫無くならない問題でしょう

個人の力ではどうしようも無いのであれば、そこから離れ、煩わしい人間関係のない所で快適に仕事をするという選択肢も、大いにあるのではないでしょうか

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