“働き方革命”はもう始まっている!変わる働き方の“常識”

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昨今、政府も取り組みを始めるなど日本社会で大きな注目を集めているのが、“働き方”の問題です。人々の働き方は時代とともに様々に変化してきたわけですが、今まさに“次なる大きな変革”が起きつつあり、それを“働き方革命”と呼ぶ声も高まっているのです。では、今なぜ人々の働き方に“革命”と呼ぶべき大きな変化が起こり始めているのでしょうか。そして、“働き方革命”時代を生きる我々は、いかに行動すべきなのでしょうか。

“改革”ではなく“革命”

働き方の話題というと、まず思い浮かべるのが、“働き方改革”という言葉ではないでしょうか。政府が「働き方改革実現会議」を開催し、現状の働き方を取り巻く様々な問題を解決すべく、“改革”を試みていることは、皆さんメディアなどで聞いたことがあると思います。こうした政府の動きに合わせて、各企業においても“働き方改革”を掲げて業務改善などに取り組むケースが増加しています。

一方で、“働き方革命”という言葉を目にしたことがある方もいると思います。“働き方改革”と“働き方革命”、「要はどちらも働き方を変えるってことでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は両者には明確な違いがあります。“改革”と“革命”という2つの言葉には、以下のような違いがあるのです。

  • 改革:既存の枠組みの中で変革を行うこと
  • 革命:既存の枠組みそのものを根本的に変革すること

つまり、政府や企業が推し進める“働き方改革”があくまでも既存の枠組みの中で働き方を変えようという動きであるのに対し、“働き方革命”というのは、我々の働き方のベースにある社会の構造や枠組みまで変化することなのです。

少子高齢化+長寿化で、大きく変わる社会構造

「社会の構造や枠組みが変わるなんて、そんな大それたことが本当に起こるの?」と疑問に思われる方もいると思います。しかし、すでに変化は起こり始めているのです。

その1つが、少子高齢化と長寿化による人口構造の変化です。
日本では他の先進国に比べて急速に少子高齢化が進んでおり、「労働力人口」と呼ばれる15歳~64歳の人口は、2010年に8,173万人だったものが、2060年には4,418万人まで減少すると推計されています。50年間で、働き手の数が約半分になってしまうのです。

また、長寿化についても、驚くべき変化が起きつつあります。
厚生労働省によると、2015年の日本人の平均寿命は、女性87.05歳、男性80.79歳で、いずれも過去最高を更新しました。しかし、それだけではないのです。
2016年に出版された『ライフ・シフト』(リンダ・グラットン他著、東洋経済新報社、2016)によると、2007年に日本で生まれた子供の50%は、107歳まで生きると推計されています。さらに、2017年に30歳を迎える1987年生まれの人の50%は98~100歳まで、2017年に60歳を迎える1957年生まれの人の50%は89~94歳まで生きるという推計もあり、100歳まで生きるのが当たり前の時代はすでに始まっているのです。

寿命が延びれば、当然働く期間も長くなります。
かつては55歳だった定年年齢が1980年以降60歳へと引き上げられ、さらに2013年に施行された改正高年齢者雇用安定法によって、希望者全員を65歳まで継続雇用することが企業に義務付けられました。また最近では、定年後の再雇用について、年齢制限を撤廃する企業も出てきています。
20歳前後で就職して、約40年働いたら引退、という従来のモデルは、もはや成り立たない時代なのです。

テクノロジーの進化が“働き方革命”を後押しする

もう1つ、すでに始まっている変化があります。それは、テクノロジーの進化です。
かつて産業革命によって多くの農民が工場労働者に変身したように、テクノロジーの進化は人々の働き方に大きな影響を与えるのです。

今まさに急速に進化しているテクノロジーといえば、AI(人工知能)です。2016年には、英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授と野村総研の共同研究により、「将来的に、日本の労働人口の約半分の職業がAIやロボットで代替可能になる」という報告書が発表されました。これを見て、「自分たちの仕事がAIに奪われてしまう」と衝撃を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、AIの進化によって人間の仕事がなくなるのかというと、そうではありません。人間が行うべき仕事が変化するだけなのです。

我々は今までも新しいテクノロジーを活用しながら進歩してきました。インターネットやパソコンといった、30年前には想像もつかなかったであろう様々なテクノロジーを、今では多くの人々が当たり前に利用しています。
しかし、新しいテクノロジーの活用が簡単に進むかというとそうではありません。AIという新しいテクノロジーを活用するためには、人間も進化しなければならないのです。

これからの時代に求められるのは、AIと協働する“ケンタウルス”のような人材です。そのためには、何らかの領域でプロフェッショナルになることが求められます。
そして、プロフェッショナルであり続けるためには、継続的な学習が欠かせません。従来のように、学校を卒業して就職したら、その後は基本的にOJTで仕事を通じて学習していくというスタイルでは、通用しないかもしれません。そうすると、社会人になったあとにも、一時的に仕事を離れて集中的に学習する期間を設ける、といったことも考えられます。
また、企業の人材育成という面から考えると、従来多くの企業で行われてきた、「総合職」として人材を採用し、会社内で様々な部門を経験させてゼネラリストとして育成していく、というようなモデルでは、AI時代に対応するのは難しいでしょう。AIという新たなテクノロジーの進化によって、個人の働き方も、企業のシステムも、変化が求められているのです。

“働き方革命”で働き方の常識が変わる!

働き方革命以前の働き方と働き方革命以後の働き方

このように“革命”というべき根本的な変革が起きるということは、社会の常識や価値観もが大きく変化するということです。

今までは、いい大学を卒業して、安定した大企業に就職、定年まで勤めあげてその後は悠々自適な生活を送る、というのが理想的な働き方・生き方とされていました。しかし、“働き方革命”が起きつつある今、こうした考え方はもはや過去のものになろうとしています。“大企業の社員=安定・成功”という構図が必ずしも成り立たなくなり、今までは不安定でリスキーだとされてきたフリーランスや起業家といった選択肢にも注目が集まっています

“働き方革命”によって作り上げられる新たな常識や価値観がどのようなものになるかは、まだはっきりとはわかりません。しかし、従来の常識が通用しなくなることは確かです。だからこそ、“働き方革命”が巻き起こりつつある今、従来の常識や価値観にとらわれることなく、柔軟に考え、行動することが求められているのです。

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