生き残るためのマイクロ起業論 マイクロ起業におけるマインドの置き方

こんにちは。借金玉です。僕は現在、二足の草鞋で生きています。

・フリーランスの物書き(フリー)

・雇われ営業マン(非正規雇用、歩合制)

でも、今の僕なら、もう少し何かできるのではないか、という思いがあり「マイクロ起業」をしてみました。ここでは、生きるためのマイクロ企業論についてお伝えしています。

 前回は、意識は低く、というお話でした。今回はマイクロ起業におけるマインドの置き方についてお伝えします。

 

社会や市場を基本的には肯定する起業

 「ビジョナリーとして社会のあるべき姿を考える」みたいなことが、起業の本をなんかを見ると結構書いてあります。僕もかつてはとても憧れた考え方です(今でもちょっと憧れてはいます)。しかし、現在の社会が本当に「正しくない形」であるかを、初創業の人間が見極めるのはとても難しいことです。実のところそれはものすごく合理的なことかもしれないのです。

 

たとえば、わかりやすい例が「不動産屋とFAX」です。アメリカでは博物館モノの遺物であるFAXが、バリバリの現役で稼動している業界が不動産業ですが、実際にやってみると大抵の人が「FAXが一番便利だ…」という結論に達すると思います。

「不動産業をペーパーレス化してやる」と息巻く人に、僕は3人くらい出会ったことがありますが、1人として、わずかでも実現可能性のあるビジョンを提示出来た人は、存在しませんでした。不動産業というのは不思議な業界で、外部の皆さんには幾らでも改善の余地がある蛮族の群れみたいに見えるところが、あるのかもしれません。

詳細に説明すると6000字くらいになってしまうので割愛しますが、お客様に対しても業者同士のやりとりでも、日本の不動産業とFAXは最高の相性を有していると僕は感じています(海外でどうなのかはわかりませんが…)。資源の消費やコストを考えても、あれより効率的な業務ツールはそうそう思いつきません。むしろ、「洗練の極地」と僕は感じました。

僕自身も自分で手を動かすまでは「FAXなんて時代遅れ」に近い考え方を持っていましたが、これは単なる思い上がりでした。市場や業界というものは資本主義の洗練を経て形を作り上げているので、現実はそうそう簡単なものではないことが多いのです。(もちろん、たまに「コロンブスの卵」もあるようですが)

 

もちろん、僕など及びもつかないほど有能な方というのは存在しますし、「コロンブスの卵」に挑む方を止める気はありません。しかし、極小規模の起業においては「市場や業界の仕組みは基本的には自分の思考など及びもつかないほどよくできている」と考えておいた方が、利益に向かう形作りはやりやすいと僕は感じています。

 

ちょっとやってみる起業

 しかし、大枠としての仕組みは良く出来ているとしても、そこで実際に業務を行うのは人間である以上、非効率は当然に発生します。また、中小零細企業は資金力も人員の厚みも乏しいので、非効率を自社のプロジェクトとして是正することが難しい、という状態に陥りがちです。マイクロ起業において目をつけるべきはそこです。「市場や業界のあり方は正しいが、その正しさに一致しきれていない会社」をむしろ狙うのです。市場のあり方と会社のあり方に摩擦が発生している場所、そこにヌルっと忍び込むのです。

 

たとえば、自社で正社員を採用して安定した雇用の上で信頼出来る優秀な組織を作り上げるというのは「大正論」でしょう。しかし、世の中そうそう上手くはいかないので、僕がお仕事を拾いにいけるのです。これは抽象的な表現ですが、あらゆる業種に言えることだと思います。「まだ誰も気づいていない社会の正しいあり方」を想定するより、現状の社会を肯定した上でそこに適合するためのお手伝いをする方が、間違いなく難易度は低いというわけです。

そこで必要になるのが「ちょっとやってみる」マインドです。なにせ、やってみなければわからないのですから。本当にそれが必要なら儲かると思いますし、そうでないなら撤退して別のことをやればいい。そういう気軽さがマイクロ起業にはあります。そして、それは大方の「社会を変える」起業より、人を笑顔に出来ることだと思います。もちろん、「社会を変える起業」には場外ホームランがありますので、功績の大きさでは太刀打ちできないかもしれませんが。

 

ちょっとやってみるマインドを発動させるためには、何をやるかを決めなければいけません。それは探すべきです。そして、見つけたならやってみればいいのです。世界を変えなくていい、誰かをほんの少し笑顔にしてあげよう。そういう気持ちで世の中を眺めていると、「その仕事、僕がやります」と叫ぶ機会は、ちょくちょく転がっています。

さぁ、ちょっとやってみませんか。この文章があなたのちょっとやってみるマインドにささやかな火をくべられたなら、とても幸いです。

その仕事、僕がやります。

 

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