生き残るためのマイクロ起業論6 マイクロ起業における顧客との付き合い方の一考察

こんにちは。借金玉です。僕は現在、2足の草鞋を履きながら、マイクロ起業に挑んでいます。このコラムでは、いろいろな観点から「マイクロ起業論」を述べて行きたいと思います。第6回目の今回は、「顧客との付き合い方」について、発達障害をもつ僕自身の視点から考えてみます。

 

 

お客さんが本当に求めているものについて。出来ないことはブン投げてしまえ

 

 マイクロ起業においては「もっと仕事を減らせないか」という点が最も重要です。他社よりも豪華に、他社よりも手間をかけて…そういう競い合いでしか価値を表現できないのであれば、それは「マイクロ」起業として間違っています。あなたが一日23時間働くことで成立するような業態を選んではいけません。まして、発達障害を持つ人間がそれを目指すのは絶対に間違っています。

 

発達障害は多種多様な障害で、一人一人症状も全く違いますが、それでも何らかのジャンルの業務が非常に苦手である、ということは間違いないでしょう。僕の場合は、「デザインを細かく整える」であるとか、「細かい大量の仕事をミスなく達成する」とかそういうことは全く出来ません。領収書の整理すら覚束ない人間にそんなことが出来るわけがないのです。だから、そういう点は僕の売り物ではないとバッサリ切り捨てています。

 

ASD傾向の強い方は「接客」なんかが苦手な場合も多いでしょう。「笑顔も商品」「感じの良さも大事な商材」という考え方は一理ありますが、出来ないならその部分はバッサリ切り捨ててそれでも成立する商売を目指すべきです。そのためにはお客さんが本当に求めているものを理解して、それ「だけ」を提供する姿勢が不可欠です。

 

「マイクロ」起業は、そういう起業です。「何でも完璧にやろう」というような発想ではありません。ついつい仕事をしていると発想が足し算に寄ってしまいますが、継続性の高い仕事を無理なく続け、あわよくば拡大するためにはむしろ引き算を、不要なものをどんどん切り捨てていくことが一番大事です。

 

 

それはそれとして、やらねばならないことはある

 

起業は思ったより大変です。「やりたいこと」や「お客様に提供するサービス」以外に、商売に付随する諸業務、僕が現在苦労している決算業務であったりあるいは経理事務であったり、そういうものが避けがたく発生します。「完璧にやろう」と思うと時間はいくらあっても足りませんが、放り出しておくと大変なことになるものもたくさんあります。税金回りなんかは特に洒落になりません。

 

そういうわけで、僕もまた経理事務を最適化していく必要には駆られているわけですが、その時間を捻出するためにも過剰サービスは極力避けて、余裕を持った業務継続を心がけていきたい、「やらなくて済むことは一つもやらない」の境地を目指していきたいと思っています。本当にその仕事は必要か、自分の業務を常に精査することを忘れないようにしたいですね。

 

ついでに、これは非常に重要なビジネス上の考え方ですが、一度向上させたサービスを下げることはそう簡単には出来ません。干し椎茸にリボンをつけて売る必要はありませんが、先月までついていたリボンが今月はついていないと、お客さんは「あれ?」と思います。時には不信感に至ってしまうこともあるでしょう。余計なサービスは最初からつけない、過剰なことをやらない、仕事は切り詰める。「とにかくサービスすればいいんだろ」は絶対に間違いです。よりマイクロにより本質的に、やっていきましょう。

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